自分のカラダに責任を持つ

ここ数ヶ月、治療の為に歯医者に通っています。

甘いものが大好きで夜中までダラダラと食べ続けたり、極度に面倒臭がりで歯磨きもあまりしない生活を送った結果、当然ながら虫歯だらけになりました。

痛いと思いつつも、歯医者に行く勇気が無いので市販の鎮痛剤で凌ぎ、効かない時は虫歯をこぶしで叩いたり指で摘んで揺すってみたりと謎の行動を取り、痛さで気を失う程の段階になってからようやく重い腰を上げ歯医者に行くのが毎回お決まりのパターンです。

そして他の歯も治療の必要があると知りつつ、もう痛みが無いのを良い事に、歯医者から足が遠のき、また甘いものを食べ、歯磨きしない生活を繰り返し送ってきました。

そんな自分が、今は真面目に通っていて、しかも次の予約が待ち遠しくて仕方が無いのです。

しかも以前なら、保険適用の銀歯を当然のように選択していたのに、今回は貯金を切り崩してまで保険適用外の詰め物、被せ物を選んでいる。

早く虫歯が無くならないかな。

でも虫歯が無くなったら、クリーニング以外に歯医者に行く目的が無くなってしまう…。

この際、今ある銀歯も全部セラミックにしてしまおうか…。

というくらい、歯医者通いが生き甲斐になってしまいました。

若い頃は、歯の治療にお金を掛けるより服を買う事の方に価値を見出していました。

だいぶ前に、歯のホワイトニングもしており、同時にクリーニングも勧められたけれど、見た目が美しい事だけが重要であり、歯の健康なんてどうでもいいと思っていた。

それが今は、自分にとって決して安いとは言い難い金額を払い、歯の健康を手に入れようと頑張っている。

昔からちゃんと歯磨きして、定期的に歯医者に通っていたら激痛に苦しむ事も無く、貯金も切り崩す必要は無かった事でしょう。

自分はきっと、痛い目を見ないとわからない。

「歯は大事にしなさい」って言われただけじゃ、
「そんなの当たり前じゃん」って他人事のように思うだけで。

気を失う程の痛みを味わい、大枚をはたいて初めて自分の事として実感する。

若い頃のように洋服を買い漁る事が無くなった今は自分の持っている物、肉体を大切にしよう、と考えが変わりました。

そして「自分の身体をきちんと管理している」という自信に繋がっている気がします。

体重を減らすのは中々上手く行かないけれど、歯医者はちゃんと通えば結果が出る。

虫歯を増やしたくないが為に甘いものを控える、という嬉しい習慣も身につきました。

ダラけまくった生活習慣から少しずつ抜け出せているようです。