消費はミニマムに、心はゆたかに

節約を心掛けていたつもりだったが、たいして貯金が増えていない現実に愕然とし、この度の消費増税をきっかけに、意識的な消費生活を送る事にした。
今度こそ。

とはいえ、ケチケチした守銭奴になりたくはないし、貯金が目的でもない。
ただ、なるべくお金を掛けない楽しみ方を模索したい。消費をストレスの捌け口にしたくない。
おやつは軽減税率の対象だけど、身体の事も考えて減らしたい。仕事のストレスを免罪符にチョコを大量摂取するのはいい加減やめる。
少食を心掛け、燃費の良い身体にする。
アルコールも減らしたい…。


自分的、なるべくお金を使わない楽しみ方***

1.ヨガ
今までできないと思ってたような難易度の高いポーズに挑戦する。
自分の場合、宅練だけだとモチベーションが上がらないし、間違った身体の使い方をして怪我をする事もあるため、定期的にスタジオに通っているのでお金は掛かっているけど、やろうと思えばタダでできる。

2.カフェ気分
家で淹れたコーヒーとおやつを持って、近所の公園やビーチでまったりする。※トンビ注意!
溜まっている本を読むのも良い。
ショッピングモールのテラス席もお気に入りだが、物欲を掻き立てられないように気をつける。

3.ポイントで映画鑑賞
貯まったポイントで新たな物を増やすのではなく、映画を観る。カード会員だと普通料金でエグゼクティブシートに座れたりするから、ゆったり楽しめる。
もちろんポップコーンは、買わない。

4.懐かしい曲を聴きながら、ひたすら歩く
音楽配信サービスで、とっくに忘れていたような曲を発掘する。時間を忘れて歩けるから交通費の節約にもなる。うっかりコンビニに入らないよう、マイボトル持参で!

5.水族館
もちろん無料ではないけど、年間パスポートを購入して、ちょっとした空き時間にちょこちょこ行く。
入館料2回分の料金とかだから、すぐ元が取れるし、何より癒やされる。
混んでる展示はスルーして、また次回に回すこともできるし、「今日はウツボ」とかテーマを決めるのも良い。
環境の事を考える、良い機会にもなる。
海洋プラスチックが問題になってるから、ゴミ減らそう。

6.片付け
無意識に生活していると物が増えてしまうので、定期的に持ち物の棚卸しをする。
とにかく最小限に減らす。
不用品があれば、フリマアプリで如何に売れるか、工夫を凝らすのも楽しい。

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秋めいてくると新しい洋服が欲しくなるし、食欲もいつも以上に湧いて来るけど、今持っている物に感謝して、食べ物も少しで満足できるようにして(永遠の課題だ…これ)、環境になるべく負担を掛けないよう、無駄な消費を減らし、とりあえず1ヶ月!
頑張る。そして、ついでに痩せたい…。

7.24京都の旅〜朝のコーヒー編〜

今回は、日帰りの弾丸旅行。

目的は、

山鉾巡行を見る!」

京都が大好きでここ数年は、「どこか行きたいな〜」→「そうだ、京都行こう!」の一択のみ。
にも関わらず、これまで祇園祭にはご縁がなく。

で、目的を絞り、ふらっと日帰りで行くことに。

8:00京都着。

美味しいコーヒーを飲みたくて、お目当ての店に行こうとするが、開店が10:00になってしまったことを地下鉄烏丸駅で降りるまで忘れていた。

じゃあ久々にイノダコーヒ本店に行こうと、錦小路を上ると、「神之珈琲」を発見。
確かドトール系の高級業態?
入ってみる。
店内は元々町家造りだったらしく、細長く奥行きがある。薄暗く重厚感のあるインテリアでジャズが流れる。
カウンターにはサイフォンが並んでいる。
ライバル店を引き合いに出すのもどうかと思うけど「☆野珈琲」ぽい感じ?

最近、「無機質な空間&男前インテリアのおしゃれ系ハンドドリップ…じゃなくてプアオーバー自家焙煎コーヒースタンド」がブームなのか、一杯のコーヒーを飲むのに何だか緊張を強いられる店が多い中、こういう昔ながらの喫茶店ぽい雰囲気はとても居心地が良い。

ホットコーヒーは二種類あり、
イルガチェフブレンドか、ティピカブレンド

コーヒー豆の産地とか種類の味の違いは飲み比べても全くわからない残念な人間なので、ネーミングで「月煎Tsuki-iri」というティピカ種のほうにしてみる。
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お値段700円也。

モーニングは、コーヒーの値段のみで分厚いトーストセットが付けられる。

チャージ完了し、烏丸河原町へ向かう。

梅雨の晴れ間の明月院

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

日本全国とはいかないが、それなりに色々とお寺を巡ってきたなかの、マイベスト…それは
明月院@北鎌倉」!

どの季節に伺っても素敵なのだが、これまで6月は避けてきた。
紫陽花って開花の期間が長いから、6月でなくても結構楽しめるし、なにより明月院の穴場的な雰囲気が好きなので、敢えて繁忙期に行くのはどうなのか…と思っていたのだ。

雨の中の紫陽花は美しく映える。
しかし、紫陽花が両側に迫る狭い通路、見物客が傘を広げたら鬱陶しさばかりが気になり、花の記憶は残らないだろう。

というわけで、梅雨の晴れ間の今日、北鎌倉へ降り立った。

6月のみ、開門時間はいつもより30分早い、8:30。
(ちなみに拝観料は¥200増しの¥500。)

少し早めに着いたけど、既に開門待ちの行列ができていた。
…もう帰りたくなった。

しかし、折角の休日に早起きして来たのだ。
と、少しして列が進む。

拝観料を納め、スムーズに入山。
元々、紫陽花抜きでも素晴らしいお寺さん。
新緑や、雨に濡れた苔が大変目に優しい。
せせらぎの音色に癒やされる。

撮影スポットである、鎌倉石の参道は撮影待ちの行列ができているが、そこは素通りし、開山堂方面へ。

時期によってお召換えされる、お地蔵さまを拝見。


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明月ブルーのお召し物とは、流石、地蔵界のファッションリーダー。

明月院を好きな理由は色々あるけれど、なによりお勤めされている方の、お寺を大事にしているお気持ちがじんわりと伝わってきて、こっちの心も温かくしてくれるから、何度も来たくなるのだろう。

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こういうのとか、堪らない…。

以前、何でウサギの置物があちこちにおいてあるのか、伺った事がある。

明月院=月=ウサギ

という事らしいが、合わせて、仏教とウサギとの関係も教えてくださった。

仏教系の幼稚園に通っていたので、当時その物語に曲を付けた歌を習ったのを思い出した。

猿、狐、兎が、山の中で倒れている老人を発見する。
老人を助けようと、猿は木の実を、狐は川の魚を採ってくるが、兎は何も採る事ができず、その非力さを嘆いて自ら火に飛び込み、その肉体を提供しましたとさ…。

ちなみに、その老人の正体は帝釈天だったそうで…。

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自分なら、ウサギさんにモフモフしてもらうだけで、その愛くるしさで空腹の辛さも忘れそうだし、木の実と魚で十分満足なんだけど。

というわけで(?)、ウサギだけでなく、小動物全般に優しい明月院
野生のリスの餌台も設置してある。
小鳥もそれをお裾分けしてもらっている。

本物のウサギ達もいる。

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白兎のモモちゃん。
ご飯が済んで、毛繕い中、ぼーっと見惚れていたら正面を向いて静止し、こちらへ目線を下さるではないか。

「撮るなら早く撮れよ」

「…は、はい」
 
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折角のご行為を無駄にしないよう、ご尊影を撮らせて頂く。
撮ったのを見計らってか、用は済んだと言わんばかりに愛くるしいお尻をくるりと向け、小屋の奥へと去って行った…。

他にも、小屋の屋根に日の丸が立ててあったり、トイレ前の花壇がお花畑状態に整えられていたり、枯山水にカエルの置物がちょこんと置かれていたり(今までいた、カニさんはいなくなっていた)とにかく、ほっこりスポット満載のお寺さん。

花菖蒲の時期には、後庭園が公開され、こちらも素晴らしい。
数年前に訪れた際には、一般の観光客だと思われるが、全身ヒラヒラで紫尽くめの「花菖蒲の妖精」のような身なりをした白人がいて、ちょっとビックリした。

今日は時間が早かった為、まだ開店前だったが、茶室「月笑軒」へも、また立寄りたい。
外観は純和風なのに、店内は様子が変わり西洋アンティーク風のしつらえ、窓の外には沢山の紫陽花が咲き誇って、まるで絵画のようだし、時折聴こえる水琴窟も良い。

明月ブルーの紫陽花も満喫でき、20分という短い滞在ではあったが、大満足で北鎌倉を後にした。

気持ちの良い、梅雨の晴れ間の良き休日であった。


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楽しかった3連休③

スタバの喧騒から逃れるように店を出る。
途中、公園の花や木や、生き物について書かれた立札にほっとしつつ、腹ごなしのため「蔦屋書店」へ立ち寄る。

地元にも蔦屋があるにはあるが、自宅からのアクセスがわるく、まだ2回しか訪れたことはない。

何か変わった本を求めるべく店内を不審な程彷徨いた末、結局どこでも手に入れる事のできそうな書物を2冊、慣れないセルフレジにて購入。

次なる目的は、クラフトビールである。

京都市富小路に店を構える3店舗目の「SPRING VALLEY BREWERY」にて「草サラダ」を食したあの日から、スプリングバレーの虜になってしまった。
それまで寧ろクラフトビールは苦手な方だったのだが、旅先での高揚感と、「草サラダ」のあまりのインパクトと、IPAの独特の味がマリアージュし、以来すっかりクラフトがビール好きになってしまった。

そういう何気ないきっかけで好きになったお酒って、結構ある気がする。

例えばウイスキー
20歳くらいの時、あまりの飲み口の良さにしこたま飲んだ末、経験した事のない程の二日酔いになって以来暫く受け付けなかった。
ウイスキーに対するイメージもまだまだおっさん御用達な時代であった。

数年後、V6の岡田が出演するハイボールのCMがながれる。BGMはUAがカバーする「バードランドの子守唄」だったか。
格好良いと思った。
その頃、バイト先の飲食店が入る商業施設の地下に「PRONTO IL BAR」がオープンし、ハイボールが飲めるという事で、バイト終わりに一杯飲んだ。
すごく美味しかった。
それ以来ウイスキーが好きになった。

日本酒も悪酔いのイメージがあったが、東北旅行での雰囲気と相まって大好きになった。
今や、日本酒ラベルの陳列を眺めながらご飯が何杯でもイケる域に達している。

ワインは、渋谷の街の雑踏が見える雑居ビルのビストロで、バイト先の年上のお姉さんと食事に行き、お会計の際財布を出そうとすると、「次は貴女が年下の誰かに奢ってあげて」の言葉と共に全額負担してくれた記憶が忘れられず、未だ奢る機会は訪れていないものの、ワインは赤白泡、どれも好きだ。

焼酎は、きっかけは覚えていないが、芋米麦黒糖蕎麦、お湯割り水割りロックストレート黒千代香なんでも好きだし、泡盛も好きだし、好んで飲まないのはカクテルくらいか。

閑話休題

ビールよりむしろ「草サラダ」が忘れられず、上洛の折にはスプリングバレーへ。

このメニュー、2〜3人前のボリュームであり、店員さんに大丈夫ですか、と訊かれもちろん大丈夫と答え、ひとりで大量の草をもっしゃもっしゃと食むのである。
他のサラダは1人前用とかあるのに。
仮に選択の余地があったとしても、私なら迷わず2〜3人前の一択だ。

これから向かう代官山店に愛する「草サラダ」が無いのはリサーチ済である。
目的はビール。

ところで、草サラダ草サラダ言うとりますが、草サラダって一体何ぞや?

正式なメニュー名は忘れたが要するに、こんもり盛られた大量の緑の香草の山に、鴨肉スライスが乗っているのである。
あぁ…鴨!
香草も大好物だけど、鴨さんの事も大好きなの。
書いてて無性に食べたくなってきたよ。

また話が逸れてしまった。

とにかくビールが、缶とか瓶詰めのじゃなくて、作りたて、注ぎたてのが飲みたいの!
だって嬉しい3連休だから!

店内はまだ平日の12時前だというのに、ビールグラスを傾ける女性グループで割といっぱいである。

平日の昼間から何してるのかな、この人たち。
という、自分を棚に上げた疑問は置いといて。

ハーフサイズ1杯とレギュラーサイズ2杯のビール、ランチメニューのチョップドサラダ(別にサラダばっか好んで食べてるわけじゃなくて、全メニューを比較した結果、最もつまみに適していると思ったから)を胃袋におさめ、店をでる。

楽しかった3連休②

4月25日木曜日

この日は朝早く起きました。
生まれてはじめて「湘南ライナー」に乗るのです。
(目的地が渋谷駅なので、正確には「おはようライナー」)
昨日のうちに張り切ってライナー券を買い求めました。
時間帯によっては当日券が売切れるほど需要が高い、という事実を初めて知り、ライナー券売機の場所を探し回り、空席がまだある事に安心しました。

列車に乗ると、びっくりするくらいガラガラです。
拍子抜けしつつ座席に腰を落ち着けると、車掌さんが検札に来て、そこでようやくグリーン車に乗ってしまったことに気付きました。

そそくさと普通車へ移動すると、結構な混み具合です。

例えるなら、旅先でホテルにチェックインした時。

シングルで予約してあったにもかかわらず、「本日は空きがございますので」とツインの広い部屋に泊まれることになった嬉しさから一転し、予約の日にちを間違え「本日は満室でして…」と、安宿の相部屋2段ベッドに泊まることになってしまった。それくらいの落差を感じました。

とはいえ、通勤ラッシュの時間帯に、確実に座席に座って都内までノンストップで行けるのはありがたいことです。

得意げにグリーン車に乗ってしまった恥ずかしさがようやっと落ち着いた頃、渋谷駅に到着です。

前回渋谷に来た時は確かまだ、東横線のホームは地上にあり、副都心線への乗り入れもしていなかったと記憶しています。
今となっては相鉄線との乗り入れも決定され、どこで何の電車がつながって、万が一寝過ごしたりなんかしたら一体どこまで連れて行かれるのか、副都心線の副都心ってどこのことなのか多分知らないまま年を取っていくんだろうな、などと取り留めなく考えながら、地下へと移動した東横線を目指します。

親切なほどに案内表示はあるものの、一向に乗り場にたどり着くことができません。
いっそ中目黒まで歩いたほうが早いんじゃないか、と思えるくらい歩かされた末に中目黒に到着(電車で)。
それにしても渋谷駅の再開発って、ずっと再開発しているけど、いつかきちんと完成するのかな。
まだ私が都内でお勤めしていた10年以上前から工事してた。
再開発という名の永久運動かもしれない。
開発するところがなくなったら困るひとが、きっとたくさんいるだろう。
10連休がとれるひとも、とれないひとも。

中目黒もずいぶん久しぶりにきました。
「なかめぐろ」と発語することすら躊躇するほどに地元に染まりきった私が、なんと、あのスターバックスの、リザーブの、ロースタリーへ、はるばる湘南ライナーに小一時間ゆられてやってきたのでした。
早朝まで降っていた雨のおかげで、桜が散ったあとの新緑がきらきらしてきれいな、以前とちっとも変わらない目黒川沿いの木々に癒やされながら10分ほど歩きます。
建物の豪華さ、デカさ、ドアマンが迎えてくれることに圧倒され、店内に侵入(という表現が相応しいほど怖気づいていた)しました。
まだ朝の9時台とは思えないほどの活気。
1階席は欧米人でほぼ埋め尽くされています。
やたら大きなオブジェだかロースターだかわからない金属製の何か、朝っぱらからずんずん響いているハウスっぽい音楽。
入口で小冊子を渡され、(地元のお気楽なスタバではなく、一大テーマパークなんだな、これは)と我にかえりました。
「ゆっくりされるのでしたら上の階にどーぞー!」とにこやかに言われ、まさにおのぼりさん全開で階段をのぼり、3階の窓側席へ荷物をおろしました。

店内へ改めて目を向けると、これまた壁一面のディスプレイと、それを立ち止まってスマホで撮りまくるブランドに疎い私にもひと目でわかるようなバッグを携えたアジア系のひとたち。
女子のグループは、カップの上にどぎつい黄色の綿菓子がのったいわゆる映えのする飲み物らしきものを前にキャッキャと盛り上がっています。
(かつての東京は今や2020を目前に、国際都市TOKYOになったのだ…平成万歳)などと勝手に感慨深くなりつつ、朝からまだプロテインドリンクしか口にしておらず空腹のため、パン2個と、全く映えのしないドリップコーヒーを購入し席へ戻りました。
未来的な店内とは打って変わり、壁一面のガラス窓の外には木をメインとしたテラス席と、眼下に目黒川の緑を望め、心地良さにほっとします。

それにしても、私のスマホに取り込まれたスタバのアプリなのです。
着席してアプリを開いてからずっと、現在地が「さいたま市」を指し示しているのです。
少なくともここ数年来、さいたま市を訪れる機会はありませんでした。
グーグルマップでは確かに私は東京都目黒区青葉台2-19-23に所在しているはずなのに、スタバアプリはその事実をなかなか認めようとはしません。

「馬鹿にしていやがる」

気後れした者の被害妄想丸出しです。スターを集めるのに私が今どこの僻地のスタバにいようが全く関係ないのです。
注:元北関東住みのため、決してさいたま市を揶揄する意図はありません。念の為。

全フロアをひと通り見て回り、お手洗いを済ませ、1階の物販コーナーでは爪に火を灯すような節約の努力を水に流すほどのお大尽っぷりを発揮し(※当社比)店をあとにしました。

それにしても(何回目だ、この言葉)物販の充実っぷりやコレいかに。
コラボ商品が半端ないって!
ご近所のよしみ?か、「TRAVELERS FACTORY」やら、果ては「tokyobike」のフルカスタムまで!

何故か、コーヒーのお店のグッズでサコッシュをよく見かけるのだが、コーヒーと自転車って相性が良いのだろうか?
(ここスタバにももちろんあった)
ポタリングしつつ、コーヒーでひと休み。的な。
そして、サコッシュから取り出したトラベラーズノートに何かを記入する、からのインスタにあげる、東京の休日。みたいな、そんな流れで合っているのでしょうか。

楽しかった3連休

「楽しかった3連休」

4月25日から27日は、お仕事がお休みでした。
世間では27日から多くのひとたちが「ごーるでんうぃーく」というとても長いお休みをもらえるそうです。
空前絶後の10連休」と、どのニュース番組をみても特集ばかりしています。
まるで、10連休しない人は非国民!とでもいわんばかりのうかれようで、いったい誰に向けて情報を伝えたいのかわけがわかりません。
そんな「非国民」たる私は、めったにもらえない3連休にうかれていました。
10連休をもらえる日本国民のみなさまに先立ち、「似非ごーるでんうぃーく」をプロデュースし、エンジョイしようと思いました(ひとりで)。

まとまったお休み(最長で3日)がもらえると、最近の行き先はもっぱら京都ばかりで、観光もそこそこにカフェインまたはアルコールを求め街を上がったり下がったり、御朱印より食べ歩きのほうがすっかり旅のメインになってしまいました。

京都ばかり行っていたので、東京からは足が遠のいていました。
行くとしても、上野とか、築地(すしざんまい)とか、神田とか、気負わなくて良いところばかりです。
渋谷とか、表参道とか、代官山とか、すっかり怖気づいてもうひょっとしたら一生行くことないかも知れないと思っていました。
来る日も来る日も、庭のように歩き回っていたなんて信じられないほどです。
まるで前世のようです。
今は世界中から来た人たちがレインボーカラーに染め上げられた食べ物や飲み物をいんすたぐらむとかいう最先端の何かで、世界中の人たちへ発信しているのでしょう。よくわかりません。

私はコーヒーをよく飲みます。
コーヒー自体が好き、というより喫茶店などで本を片手にぼーっとする時間を好みます。
個人経営の程よく落ち着く喫茶店も好きですが、スターバックスへもよく行きます。
「意識高い系ごっこ」をするのが好きなのです。
ちなみにノートパソコンの類は持っていません。

というわけで(どういうわけか)3連休初日は、日本全国の大本山、総元締めである、「STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO」へ行くことにしました。

怪我の功名 つづき

元々、慢性的な腰痛持ちである。

仕事中に「魔女の一撃」をくらう事も結構ある。

だが、後遺症らしき痛みは何もせずボケ〜っと突っ立っている時に急に襲ってきた。

事故から3日後の出来事だった。

はじめは自制内の痛みで、放って置けば治るだろうといつもと同じく湿布を貼ってやり過ごしていた。

だが痛みは夜が深まるにつれてどんどん増していき、結局ほとんど一睡も出来ないまま朝を迎えてしまう。

痛みで眠れない上に寝返りもままならない状態なので、気を紛らわせるようにスマホですぐに予約可能な整体を藁にもすがる勢いで探しまくった。

その際、保険適用になる整骨院ははじめから除外した。

「実は交通事故で痛めまして…」とポロッと漏らしてしまったら、後々面倒な事になるのではないかと、その時は思ったのだ。

何やら胡散臭いサイトも散見する中、比較的まともそうで価格も良心的、丁度良い時間に空きのある整体をネットで予約。

幸いにも仕事は休み。
空が明るくなった頃ようやく少しうとうとし、その後、何とか整体へたどり着く。

「初回お試しコース」故、その整体の手技について基本的な説明を受ける。

曰く、根本的に痛みの原因を取り除かない限りは、いくら患部をマッサージしたところで改善の余地は無いとの事。

確かに、今まで駆込み寺の如く通っていた整体や整骨院では、施術を受けた直後に僅かに楽にはなるものの、効果が持続しない為に次第に足が遠のき、また腰痛が悪化した後に焦って通う…の繰り返しだった。

まあ完治してしまったら、その手の職業が存続出来なくなるだろうし…。

兎に角、今まで受けた事の無い手技に一縷の望みを託す。


整体師が手技を施しながら、

「よく生きてましたね〜!」と話し掛ける。

これはジョークか、はたまた新規顧客獲得の為の常套句なのか。

いずれにせよ、状態はあまり良くはないようだ。

お試しコースが終了し、完全に腰痛が癒えた訳ではないものの、(何となく良いかもしれない…)と自分の感覚を信じて、通ってみる事に決めた。

1回毎の施術代とは別に、月会費なるものが必要らしいのだが、深く考えずポーンと支払う。

ポーンと支払える程度の絶妙な価格設定。

そして、今度こそ腰痛が良くなるかも知れない期待感。

事故をきっかけに、慢性的に悩まされてきた腰痛までもが改善される(かも知れない)。

「怪我の功名」ってこういう事か。

腰痛、肩こり、股関節痛は一生付き合っていくものだと諦めていて、治す努力も怠っていたので、この出会いは嬉しかった。

実際、1ヶ月以上通っているけれど以前より身体が楽になっている実感がある。

とは言っても、直接凝っている箇所をマッサージしてもらう快感も忘れられず、時々は他の整体に行く事もあるのだが…。

趣味(?)と実益という事で、程々に上手く付き合って行きたい。